吸収と消化

いやーここ数日友達の家に泊まってたせいで更新できなかったです。いやね、パソコンは自宅から昔使ってたノートPC持ってったんですけど、ネット回線がないんですよ。何かテレビさえあえればいいからネットなんていらないって、頑なに回線ひかないんですよね。で、数日ぶりに帰宅してシコシコと記事を書き上げているわけです。

 

本当は休みなんでどこかドライブにでも行きたいんですけど、体調がよろしくないんですよ。何か内蔵が痛いんですよ・・・。背中の後ろ側なんですけど鈍痛がするんですよね。で、痛みがあるあたりを指で押してみると、キリかなんかでギョリギョリ突かれるような痛みっていうんですか?電動ドリルで胴体の貫通式でも行われているんじゃないかっていうような鋭い痛みが走るんですよ。まあ早い話さっさと病院でもいけって感じなんですけど、何か病院いったら負けた感じがするんじゃないですか。

 

人間ってそもそも治癒能力ってのがあるんですよ。手を切ったりすれば傷口をふさいだり、風邪をひけば熱をだしてウイルスをやっつけたりとかね。こんなにもすばらしい能力があるのにすぐに医者を頼るとかよくないと思うんですよ。きっとこれも一晩寝たら治るはずなんです。だから僕は病院になんていきません。決して医者が怖いとか、注射針見るとおしっこ漏らしそうとかそんなことはありません。人体の大いなる神秘に身を任せているだけなんです。

 

よくよく考えてみるとですね。僕って小さい頃から内臓が弱い気がするんですよ。特に緊張するとすぐお腹痛くなるんですよね。過敏性腸症候群っていってこれも立派な病気らしいんですけど。確かにしょっちゅう腹痛や下痢をしてた気がします。大事な試験の前にお腹が痛くなったりとか、大きな大会で出場前にお腹が痛くなったり。はたまた一人うんこがまん大会とかいって、4時間31分の世界新記録を更新したところで皆の前でうんこもらしたりとか。まあ最後のは関係ないんですけど。

 

まあこんな感じですぐにお腹が痛くなるような繊細なハートの持ち主なんですけど、やっぱり中でも大会前の緊張ってのが一番きつかった気がします。僕はちんこに毛も生えてないような幼い頃から、父親の強引な手口によって無理矢理空手をやらされていたんですけど、意外にも大会では良い成績を残すことができましてね。全国大会にも毎年出場してたんですよ。全国大会に出るためにはまず、地区大会でベスト8以内に入る→東海大会でベスト8以内に入る→県大会でベスト8以内に入る→晴れて全国大会に出場とあいなるわけです。これがなかなか大変なんですよね。それでもですね、念願の全国の切符を手に入れるとうれしいことがありまして。全国大会ってのは毎年開催される場所がちがうんですよ。東京だったり岩手だったり大阪だったり。だから全国大会にいけるとなると大会にかこつけて家族旅行ができたりするんですよね。うちは貧乏だったんで全国への切符は、家族旅行への切符でもあったわけです。こんな感じで全国津々浦々まわってきたんですが、今日はあえてタイトルに引っ掛けて、九州は熊本で行われた大会時におきた事件についてお話しようかと思います。

 

まあ結論から話しましょうか。

懸命な読者の皆様ならうすうす気付いているかもしれませんが。

いやね、全国という大舞台の、それこそ観衆が何万人といるなかでですね。

 

 

 

うんこもらした。

 

 

はいはいはいはい。皆様どうか落ち着いてください。ずれた襟元を正して今一度ご着席ください。何も数万人の観衆の前で快感とばかりに脱糞したわけではないんですよ。脱糞を目的に全国大会へ出場しましたとかバカですか。アホですか。いくらなんでもそんなことしません。やむにやまれぬ事情というものがあったんですよ。

まあ、聞いてください。

 

全国大会ってのは規模がでかいだけあって、3日間ぐらいに分けてとりおこなわれるんですよ。もちろん負けてしまえば輸入ボクサーのごとく即強制帰国させられるんですが、勝ち上がってもすぐに決勝とかまでいかないんですよね。で、僕も初日に一回戦目をやるんですが、人数が多いだけあってなかなか自分の番がこないんですよね。待ってる間に負けたらどうしようとか考えちゃって、どんどんプレッシャーがかかってくるんですよ。しかも道場の人が総出で応援に来てくれてたりなんかして。あんた、これで一回戦なんかで負けたらえらい事ですよ。案の定プレッシャーに負けてお腹が痛くなるんですけど、トイレにいけないんですよね。試合が始まったらそのグループが全員おわるまでコートの中にいないといけないんですよ。もうお腹が痛くて正直試合とかどうでもいい状態なんですけど、みんなのために!とか聖人君子みたいな心意気で頑張るじゃないですか。雨ニモマケズ下痢ニモマケズ。宮澤賢治ばりに試合に勝ちまして、後は残りの人たちの試合がおわれば開放されるんですが、これがもうもう長いこと長いこと。

もうこの際僕が端から、お前は勝ち!はい君は負けね!と適当に勝敗をつけていきたいところなんですがそうもいきません。黙って肛門しめて勝敗の行く末を見守っていたわけです。どうにかこうにか肛門の臨界をむかえる前に試合が一通り終わりまして、さあ便所だ!遠い九州の地で心行くまでうんこするぞーなんて思いながらコートからでようとするとですね、いきなり審判に引き止められたんですよ。何事かと思ったらもう一試合ずつやるとかいうんですよ。

お前はバカか?あれだけ必死に肛門と気をひきしめて我慢してたのにまだ試合するだと?しかも昼休憩までの時間調整のためにですよ。べつに勝っても負けても順位が変わるわけでもない。いわゆる消化試合ってやつですわ。

で、無理矢理コートに戻されるんですけど、さっきやっとトイレいけると思って気を抜いたじゃないですか。だから肛門ゆるゆるだったんですよ。アナルプレイ終わった後みたいに。よくわかんないですけど。

ものの見事にでちゃいましたよ。審判に無理矢理すわらせられる瞬間に。ムリッと。で、やっぱりほのかに匂うじゃないですか。審判も狼狽する僕を見て気付いたみたいで

 

「とりあえずトイレにいってきなさい。」

 

何か申し訳なさそうに言ってました。

まさか遠い九州の地にまできて大衆の面前でうんこもらすとは思わなかったあの年の夏。大会で知り合ったライバル達との友情、応援してくれた家族や道場の人たちとの絆、たくさんの思い出を手にいれた反面、何か人として大事なものをなくしたあつい夏だったのでした。

 

ちなみに試合はベスト16で負けてしまいました。

敗因はパンツについたうんこが気になってしょうがなかったとは、口がさけてもいえませんでしたけど。

 

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