斬首

いやー久しぶりに連休でした。連休っていってもたかが2連休なんですけどね。

一般的な企業って月~金まで働いて土・日とお休みだと思うんですが、うちの職場は不定休なんですよね。だから連休ってのはあんまりなくて、3日行って一日休みとかそんな感じなんですよ。

で、まあ久しぶりの連休なんで家でごろごろしてるってのはもったいないじゃないですか。本屋行ってマンガの新刊でも買って、んでもってついでにCDをレンタルでもしようかなーなんて思ってたんですよ。ところがですね、実はここ数日、給料日前って事もあって財布の中には15円しか入ってない状態で生活してたんですよ。まあご飯なんかはカードで払うからいいやって感じでね。でも本買ったりするには現金が欲しいわけですよ。まあ給料日前で口座には1万も入ってないだろうけど、2千円でもあれば遊べるなあって感じでATMにお金を下ろしにいったんですよ。

そしたらあんた、残高照会したら\ー108500とか表示されてるじゃあないですか。何かのまちがいかと思って、もう一度やり直すんですけど液晶には無情にも\ー108500の表示。もう2千円おろして遊ぶとかそんなレベルじゃないぐらいメーターふりきってるんですわ。どうなってんだ一体。

結局財布には15円しかないまま家にひきかえしましたよ。もうどうしようもないわ。やってらんない。しょうがないからエロ動画見て寝た。

 

で、連休2日目なんですけど朝起きたら枕元に万札の束がおいてあるとか、玄関の前に札束が入ったジュラルミンのスーツケースが置いてあるかなーなんてほのかな期待をいだいてたんですが、現実は非情ですわ。むしろ昨日財布開けたときに5円玉落としたみたいで、残金10円になってましたわ。使ってもないのに減ってるっつーの。

 

とりあえず金はないんですけど、髪を切りにいかないといかんのですよ。もう3ヶ月ぐらい放置しててボサボサなんですよね。まあいつも行く美容院はカードで支払いができるんで予約して切りにいったんですよ。いつも思うんですけど、人に髪洗ってもらうのって何であんなに気持ちいいんですかね?特に女の人。あの柔らかい手で洗ってもらうとすごいリラックスするんですよね。小さい頃母ちゃんに頭洗ってもらってたのを思い出します。洗髪も終わりいよいよ切るぞって時に、担当の人に電話がかかってきちゃいましてね。話がおわるまでの間マッサージして時間つぶしてくれたんですよ。そのマッサージしてくれた人がどうやら新人の人みたいなんですけど、何か力の加減がおかしいんですよ。僕の肩を揉むんですけど力が強すぎて鎖骨のあたりからペキポキ音がなるんですよね。その後頭皮マッサージもしてくれるんですけど、もうね頭皮が剥がれるかと思ったわ。丸太みたいな腕しやがって。

 

ようやく電話も終わり担当の人がきてくれた時にはもう瀕死でした。

で、カットが始まるんですけどこの人のカット技術がめちゃくちゃすごいのな。僕って天然パーマ入っててクセがすごいんですよ。今までにいろんな美容院いったんですけど、正直ここほどクセがなくなるように切ってくれるところはなかった。初めて来たときなんか感動ものでしたよ。あれだけ嫌だったクセが見事に抑えられてるんですから。

しかもこの担当のお姉ちゃんがめっちゃかわいいんですよ。モデルみたいな体形な上に色白。しかも胸は推定Dカップ。もうはじめてきたときからずっとこのお姉ちゃん指名してるんですよね。で、他愛のない話なんかしながらカットしていくんですけど急に話題が変わったんですよ。

 

「そういえばnao君っていつからこのお店にきてくれてるんだっけ?」

 

「うーん。もう2年近くになりますかねえ。」

 

「もうそんなにたつんだ~。何か初めてきたときに比べると顔がかわったよねえ?」

 

「顔・・・ですか?もしかして老けましたかね?」

 

「ううん。ちがうの。何か・・・大人っぽくなった・・・っていうか。」

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!

聞きました奥さん!!??ねえ!聞きました!!??

おいおいおい来ちゃったよ。時代が。これはもう・・・

 

「そうかな?君の方がずっと大人っぽくなったよ。うん、きれいになった。」

 

「え・・・本当ですか?私じつはずっとnaoさんの事・・・。」

 

なんてことが容易に想像できるじゃないですか。もう鼻の下デロデロ伸ばしてたんですわ。そしたらお姉ちゃんにまた電話かかってきちゃいましてね。本当空気読めねえやつだよな。今お姉ちゃんとラブロマンス繰り広げてるんだからもう少し待ってろっつーの。電話線、尿道にぶちこんでやろうか!などとブツブツいってたらですね、さっきの新人がまたくるんですよ。

 

「お電話終わるまでの間、えりあし剃らせていただいてよろしいですか?」

 

なんていってくるんですよ。まあ、無下に断れないじゃないですか。じゃあお願いします~って頼んだんですけど、これがまさか事件になるとは思わなかった。

先ほどと同じく、丸太のような腕した新人がクリームを襟足にヌリヌリしていくんですね。で、カミソリでジョリジョリと産毛を剃っていってくれるんですけど、ちょうど首の後ろにきたあたりですかね。普通カミソリってちょっと寝かして剃るじゃないですか。それが何かね、思いっきり刃がたってるんですよ。あっ!っ思った時にはもう後の祭り。

うん、思いっきり首にカミソリ刺さってた。しかも血がぴゅっぴゅって潮ふいてんのな。そこからもう大騒ぎですよ。新人はなんか

 

「お!おきゃくさまあああああ・・・・」

 

とか情けない声だしてんの。いいから早く止血しろよ。

 

「い、痛くないですか?大丈夫ですか?」

 

カミソリで切られたんだから痛いに決まってるだろ!アホかこいつは。早く止血しろよ。

 

「し、止血しなきゃあああああ・・・。」

 

そうそう、止血すればいいんだよ。っていねーじゃねえか!どこいったんだよ。

そうこうしてる間にも傷口からボタボタたれる血。

 

「お、お客様。動かないでください。今、止血しますから!」

 

そういって絆創膏を貼る丸太新人。アホか!傷口の面積に対して絆創膏足りてないだろうが!はみでてるわ!

結局ほどなくして血は止まったんですが、担当のお姉ちゃんやら店主やらがすごい謝罪してくるんですよ。僕もなんか逆に申し訳なくなっちゃって、血流してすみませんとか謝ってました。何で僕が謝ってるんだ。

丸太新人のやつはというと、おでこ叩きながらすんませんとか言ってました。もうこいつ氏ね。ピンポイントでこいつのところに隕石落ちて氏ね。

 

貴重な連休だというのに金はないは、髪切りにいったら首切られるはで散々でした。

明日からまた仕事が始まりますが、せめてこっちの首は切られないようにがんばろうと思います。

 

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